防災、盆栽

こんにちは楽スタッフの佐藤です

9月1日は防災の日でしたね。
皆さん災害への備えはしていますか?

防災の日は大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災にちなんで昭和35年(1960年)に制定されました。
東日本大震災は皆さんまだ実体験としてご記憶のことと思いますが、100年近く前の関東大震災はもう歴史ですね。

しかし私の父方の祖母にとっては関東大震災は実体験の記憶でした。
当時、都内で働いていたらしくとても恐ろしい目にあったようです。
とりわけ火事の熱風と落ちてくる屋根瓦が怖かったと孫に語ってくれました。
大変強烈な体験だったようで祖母は自分の子供たちに「どんな立派な家を建てても瓦屋根にしてはいけない!」ときつく申し渡しておりました。
東日本大震災でも屋根瓦の被害は多く、復旧に時間がかかり長らくブルーシートで屋根をおおうご家庭もあったようです。

祖母の体験からくる言葉は「まさに備えあれば憂いなし」ですね(最近は瓦屋根でも耐震性に優れたものもあるようです)

関東大震災では団子坂周辺(文京区千駄木)の盆栽業者たちが震災を機に埼玉大宮に移り住んできました。
そして出来たのが盆栽の聖地、大宮盆栽村です!

全盛期より数は少なくなりましたが現在でも5軒の盆栽園が閑静な住宅街の中で盆栽を育てています。
また盆栽をテーマにした大宮盆栽美術館もあり、盆栽の見方から歴史などを学べます。
近年の海外人気もあって外国の方もよく見かけます。

大隈重信が愛蔵していた黒松(らしいです)。写真下手ですみません

正直、盆栽はお大尽の趣味ですし、奥が深すぎて私にはとてもできません。
素人は盆栽美術館に足を運んでプロの手による作品を目にするのが一番です。
美術館に行くまで盆栽がそれを飾る床の間を含めた芸術品だなんて知りませんでした(笑)

JRをご利用の方は宇都宮線土呂駅が最寄りとなります。土呂駅から盆栽美術館までは徒歩約5分、東武アーバンパークライン(東武野田線)大宮公園駅からは約10分。

土呂駅で下車して盆栽美術館で盆栽の勉強をした後に盆栽村の盆栽園をめぐって大宮公園駅に抜ける。
盆栽村はちょっとした散歩コースにもお勧めです。